淡路島にあるリゾートホテル「ウェスティンホテル淡路」
2000年開業の比較的新しいホテルで、大阪湾を望む緑地に立つ。
ホテルは同年行われた淡路花博の会場跡にあり、「淡路夢舞台」という安藤忠雄氏が設計した緑の中の公園の中に立地している。
ホテル自体も安藤忠雄氏の設計で、明石海峡公園の広大な緑地にも面しているので、本当に自然豊かな場所でもある。

豊かな自然の中の広々したスタイリッシュな空間でくつろぐ時間は至極で、僕たちはその時間を気に入りここで挙式をあげた。
それ以降も機会があれば宿泊を楽しんでいる。
今年の宿泊は4回目。
何度も宿泊すると、いろんな事がわかってくるので、今回は裏技を含めてウェスティンホテル淡路の魅力を紹介します。
 
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今回の宿泊はスタンダードともいえるツインルーム。
子供用にエクストラベッドを用意してもらってもこの広さ。
ウェスティンホテル淡路の部屋は最低でも37㎡もあり、収納スペースがとても充実しているので部屋の整理がしっかりできる。
ソファーもふかふかで気持ちよく、とにかく快適な滞在を楽しめるのがウェスティンホテル淡路の魅力。
できれば連泊。そうでなくても早めの明るいうちにはチェックインし、ぎりぎりチェックアウトの11時迄ゆっくりくつろぎたい。
 
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窓からはどの部屋からも青い海が眺められる。
ただし、良好な展望は6階以上の部屋に限られる。6階以上の宿泊は1部屋4000円の追加料金が必要。
閑散期の平日などにはサービスで6階以上にグレードアップしてくれることもある。
しかし、この展望があるのとないのでは大違いなので、休日は追加料金を払ってでもグレードアップしたい。
 
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バスルームとトイレは別々になっていて日本人にはなじみがある。
トイレは当然ウォッシュレット完備。
床もタイル張りで高級感がある。

風呂場は独立しているので、家の風呂と同じ使い勝手。
シャワーと湯船があり、お湯に浸かって旅の疲れを癒すことができる。
グレードが高い部屋だと、窓の外の風景を眺めながら楽しめる風呂もある。
風呂場にはテレビの音声と連動したスピーカがついており、洗面所の壁にスイッチがついている。
音楽番組などをチョイスできれば、優雅な入浴時間を楽しめる。
 
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洗面所は広々としている。
洗面所にも収納棚など収納スペースが充実しているので、着替えやパジャマ、タオルなど散らかさなくて済む。
デザインもきれいで気持ちよく使える。
また、洗面所前の通路もとても広々しているので、大きなカバンやベビーカーを置いてもまったく気にならない。
姿見鏡を兼ねたクローゼットの中も広々としており、衣類も十分に収納できる。
クローゼットの中にはベランダで使うイスとテーブルがあるので、まずこれをベランダにセットしたい。
空いたスペースに旅行かばんなどを入れておくと、部屋はとても広々ですっきりする。
 
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ホテル内の夕食はなかなか値段が張る。
とはいえ、ホテルがある夢舞台にも飲食店が何軒かあるが、夜早く閉まる上に夜間営業は1,2軒しかない。
徒歩圏内の店は夢舞台以外に無いので、ホテル2階の「コッコラーレ」で夕食をとるのが一番確実だと思う。(休日大人3800円)
もしくは早めの夕食を外で済ませてからチェックインするか、近くのコンビニを利用するかだ。
 
ここでウェスティンホテルの裏技をひとつ。
コッコラーレの入口にある「パティスリー&ベーカリー コパータ」
この店ではホテルのケーキが売られているのだが、町のケーキ店と比べて変わらない値段で売られている。
このケーキを買い、皿とフォーク、ナイフを部屋まで持ってきてもらうようにお願いする。
美しくライティングされた部屋で、優雅な食後のデザートを楽しめる。
これは比較的少ない出費でできるプチ贅沢で、おすすめ。
また、夜の夢舞台の散策はライトアップされた美しい景色が待っているので、ぜひ出かけてみたい。
 
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朝食は先ほど紹介した「コッコラーレ」でブッフェを頼むのがベスト(大人2200円)
しかし、夕食も朝食もコッコラーレで食べるとそれだけで1人6000円。
これはタマランというひとには、この裏技。

ホテルのベランダでリゾート気分満点の朝食。
実はこれ、全部コンビニで買ったパンとジュース。
夜にケーキを食べるために持ってきてもらった皿とフォークはここでも活躍する。
皿の上にコンビニパンを並べて、部屋に備え付けのグラスに注ぐとあら不思議。
気分はまるでルームサービスで届けてもらった朝食を素晴らしい風景の中でいただくリゾート時間。
この広々としたベランダとそこで使えるテーブルセットはウェスティンホテル淡路の目玉で、全室完備。
朝食ブッフェの質は高く満足だが、予算が限られる時は、こんな楽しみもある。
ただ、荒天時はこの限りではないのは言うまでもなし。天気予報を十分確認の上、実行願いたい。
また、この朝のひとときのためにも、6階以上の部屋は確保したい。
 
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ベランダでの優雅な朝食。
部屋を出ないので、当然パジャマのまま、寝癖がついたままくつろぐ。
海風がかきまぜた朝の空気は夏でも涼しく、太陽の眩しい光と小鳥のさえずりの中頂く食事はとても気持ちいい。
それがコンビニで買ってきたパンだという事実は、意識しなくても忘却の彼方へと消えていく。そう、余計で無粋な事は忘れるのだ。
 
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食事が終われば、チェックアウトまでの時間、ベランダでまったりと過ごす。
この風景を広々としたベランダで過ごせるのはまさにリゾート。
この朝の時間こそが、このウェスティンホテル淡路の贅沢な時間。
急ぐ旅であるが、このホテルに泊まったのならばその日の予定は少な目にしたい。
 
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さて、ここで衝撃の事実が発覚。
ウェスティンホテル淡路のウリのひとつが「全室ヘブンリーベッド導入」
どうも僕と妻が寝たベッドの心地が違うということで、マットレスを確認してみる。
僕が寝たベッドのマットレスは「シモンズ」
ヘブンリーベッドはシモンズが製造しているので、これは正解。
そして妻の寝たベッドは・・・あれ?フランスベッド??
フランスベッドも高級ベッドだが、寝心地は全然違う。
試しにヘブンリーベッドの上に強く腰掛けてみると、ふわりと包み込むように受け止めてくれる。
フランスベッドで同じ事をすると、ガスンと衝撃が腰に突き抜けて痛い。
これは全然寝心地が違う。
よく見るとマットレスの厚さが全然違い、ベッドの足の長さで高さがそろうように調整されている。
 
ホテルの方に確認すると、各室に必ず1つはヘブンリーベッドが導入されているとの回答だった。
確かに、ヘブンリーベッドは全室採用と書かれており、全ベッド採用とは書かれていない。
確実にヘブンリーベッドの寝心地を楽しみたいのなら、ベッドが部屋にひとつしかないダブルに宿泊するか、おそらく両方ともヘブンリーベッドでないといけないであろうスイートルームに宿泊するしかなさそうだ。
過去3回の宿泊は、スイートかダブルだったので、片方しかヘブンリーベッドでない事はなかった。
スタンダードのツインで泊まる時は、相方とケンカしないようにしたい。
・・・今後我が家がウェスティンホテル淡路のツインに泊まる時は、おそらくベッドの取り合いだ(笑)
 
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ホテルの売店奥、国際会議場に向かう長居通路の途中の部屋に「島の時間」というコンシェルジュサービスが最近オープンした。
淡路島の観光情報や旅行の相談をしてもらえる。
せっかくなので、このサービスも利用してみたい。
 
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淡路島の観光も良いが、ウェスティンホテル淡路がある「淡路夢舞台」も是非散策して頂きたい。
安藤忠雄氏設計の美しいデザインの建築群が美しい緑の中に迷路のように連なっている。
コンクリート打ちっぱなしの建築群には広い池や水路、滝が広がり、付近の緑地や海と一体となって美しい風景を作り出している。
また、「百段苑」という花壇や「奇跡の星の植物館」など見どころもいっぱい。
連泊をして、夢舞台の散策だけでも1日が十分に過ごせる、快適なリゾート空間だ。
 
【過去のウェスティンホテル淡路の宿泊記事】